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本講座は、古民家を再生する実践的な技術を習得できる、工務店・設計事務所を対象とした、古民家再生マイスター養成のための連続7回の講座です。 昨年多くの参加申込みをいただきながら、コロナの影響で開催を断念しましたが、今年は、感染防止対策を行い、第1回目東京での実施に好評をいただき、第2回目を京都にて開催します。 このカリキュラムを開催できるのは、日本で唯一、建築家・丸谷博男先生だけです。 豊富な経験と知識を元にした、貴重な講義となります。 来年も開催できるかどうか、判断できませんので、どうぞ、今年の開催にエントリーしてください。 |
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新潟県上越市仲町の商店街は、高田城の城下町として栄えました。 平成14年の大型店の撤退によりその構図が崩れ、商店街には空き店舗や店舗を取り壊した後の路外駐車場が散見されるなど、賑わいの連続性が分断されまちの求心力低下へと結びついています。 かつて栄えた商店街が、シャッター街へと衰退した例は、全国各地で見られます。 |
東京都練馬区桜台に、T.Y.G建築研究会により設計され、1958年に竣工した個人邸です。
とても素晴らしい住宅でしたが、相続をきっかけに、57年後の2015年に解体撤去され、裸地とし、物納されました。
解体前に、少しでも多くの方々に知っていただくために、実測調査、イベントが開催されました。
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「古い商店街にある店舗付き住宅に住んでいるのだけれど、冬寒くて困っているので何とかしてほしい」 という改修依頼が来たら、どのような解決策を提案されますか? 「築50年の古民家があるのだけれど、取り壊して新しい家を建てた方がいいのか、リノベーションをして活用するべきなのか迷っている」 とういう相談が来たら、どのような解決策を提案されますか? 全国各地で、リノベーションのニーズが高まっています。 先人の残した古民家を、現代の最先端の技術を学び、習得し、再生を実践する時です! |
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開催 |
10:00〜12:00 午前の見学会 ※オプション ※参加費受講者無料 ※実費精算 |
12:00〜13:00 昼食 ※オプション ※実費精算 |
14:00〜18:00 本講座 |
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テーマ・会場・講師 |
内容 |
対策 |
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第1回 2021年 11月24日(水) 古民家概論 |
無鄰菴 10:00集合 紅葉のトップシーズン 東山の絶景が待っています 受付で各自入場料600円を支払い入場 午前中2階を貸切にしています 10:30頃お抹茶を準備しています |
白河院・松花堂弁当 |
古民家概論 京都キャンパスプラザ 講師:丸谷博男 |
古民家とは何か・明日館の実測 日本の民家の歴史 アメリカ住宅におけるスタイルの普及 日本でスタイルブックを作る! |
空き家問題と各地の取り組み 伝統建築と近代・現代建築 古民家の価値化 価値の保存に技術がある 現代住宅の価値付 |
第2回 2021年 11月25日(木) 解体・曳屋 |
築200年の茶室木工事現場見学 奈良市水門町 曳家岡本が曳家施工 9:30〜10:30 |
解体・曳屋 京都キャンパスプラザ 講師:丸谷博男 招待講師:岡本直也 |
解体の基礎知識と技術 曳家の基礎知識と技術 液状化した建物の改修方法 古材の活用と古材バンクの構築 |
解体工事と保存解体との違い 被災害住宅の修繕方法 不等沈下で傾斜した民家の補修 業界のネットワーク化 |
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第3回 2022年 1月19日(水) 古民家実測術 建築診断 |
地下鉄国際会館駅 9:30集合 曼殊院八窓軒(特別拝観※解説付) 京都三名席の一つ 10:00〜11:30(3〜4名に分かれて見学) |
京都国際会館 レストラン |
古民家実測術と建築診断 京都キャンパスプラザ 講師:丸谷博男 |
1950年に竣工した建築の診断 同上建物の実測と図面化 敷地の実測・高低差の実測 同上建物の維持管理への提案書づくり |
老朽化の診断と解決方法 現場での安全対策 文化財の保存活用事例 |
第4回 2022年 1月20日(木) 屋根 |
秦家住宅(特別見学※解説付) 10:30〜12:00 |
秦家住宅 お正月料理 12:00〜12:30 |
屋根 京都キャンパスプラザ 講師:丸谷博男 |
茅葺 板葺き(檜皮葺、柿葺、石置き木羽葺) 粘土瓦葺き(三州瓦・石州瓦、達磨窯) 金属葺き(銅、チタン、ガルバリウム鋼) |
断熱と遮熱、そして結露 各種工法と耐久性・屋根携帯 引掛け桟瓦と土葺・ハイブリッド工法 フラットルーフの防水対策 |
第5回 2022年 2月23日(水) 木材という建材 |
NIPPONIA篠山城下町ホテル SAWASIRO棟(特別見学※解説付) 篠山城大書院 青山歴史村・歴史美術館 武家屋敷史料館 |
レストラン NIPPONIA |
木材という建材 丹波篠山 講師:丸谷博男 |
板倉工法、校倉、蒸籠組工法 合掌造、上部構造と下部構造 板葺き工法 木材の材料学 |
断熱と遮熱、そして吸放湿性能 ウッドファイバーという断熱材 木曽の山村民家は木だけの工法 工業化木材の適材適所 |
第6回 2022年 2月24日(木) NIPPONIAの取組みと NOTEの実践 |
河原町妻入商家群(伝建) NIPPONIA篠山城下町ホテルNOZI |
丹波篠山 郷土料理 |
NIPPONIAの取組みとNOTEの実践 丹波篠山 講師:丸谷博男 |
古民家を特殊建築物としての利用がどこまで可能か 建築基準法の運用と古民家改修の実際・ノウハウ 実践例1・2・3 (一社)全日本瓦工事業連盟の協力 |
近代建築遺産の評価と保存 |
第7回 2022年 3月23日(水) 粘土という土 |
未定 |
粘土という土 京都キャンパスプラザ 講師:丸谷博男 |
土壁(伝統工法とそれぞれの機能) 土間(タタキの工法と現代工法) 煉瓦積工法と耐震性 漆喰・荒壁・中塗りと土・材料の種類 現代における土の可能性・左官の可能性 |
断熱と遮熱、さらに気化熱作用 結露防止と調湿力 粘土焼成と性質の変化 土とは何か |
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第8回 2022年 3月24日(木) 木構造 |
旧三井家下鴨別邸 上賀茂神社 社家町 |
木構造 京都キャンパスプラザ 講師:丸谷博男 | 原状の木構造を理解する 耐震補強の考え方 予算に応じた実際の方法 構造計算の方向 |
耐力面材の使い方 貫と斜材の使い方 地盤を読む 基礎の改修方法 |
※カリキュラムの内容は変更になる場合があります。予めご了承ください。 |
認定証のデザインと額縁は参考 |
講習会終了後 一般社団法人エコハウス研究会から |
エコハウスマイスター養成講座講習風景 自由学園明日館にて |
日程 |
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本講座 講習会場 |
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受講費用 |
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お問合せ |
電話もしくはEメールで事務局(磯貝)までお問合せください 電話:080-5643-0005 Eメール:info@ecohouse.ac |
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定員 |
16名 (10/25 11:20現在 お申込み11名 → 残席5名) |
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代表講師 |
丸谷博男 ◆講師プロフィール 大学建築系非常勤講師を歴任 東京芸術大学(約40年)、千葉大学(24年)、多摩美術大学(6年) 一級建築士事務所株式会社エーアンドエー・セントラル代表 一般社団法人エコハウス研究会代表理事 |
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