|
|
|
|
古民家の知恵と現代住宅の課題 現代サスティナブル建築へ
|
|
|
|
1万年を超える長い時間住み続けた竪穴住居。高床の技術がありながらもそこに住むことはしなかったのです。土間の暮らしの中に暑い夏、寒い冬、雨風をしのいで暮らし、子孫を残すことができた知恵があったからなのです。この知恵を継承し、現代民家を再構築する方向性を見い出します。 |
|
|
|
|
空気学、水学
|
|
|
|
私たちの地球が宇宙空間と異なるのは、空気と水があることです。これは命の源泉であると共に、生活環境に大変大きな影響を与えている要素です。その原論を学び、温湿度、気流、湿度による気象現象と室内環境を学びます。 |
|
|
|
|
熱学、土学
|
|
|
|
目に見えない熱を捉え、理解するために熱の原理を学びます。対流、伝導、輻射という三要素から、蓄熱までの理解を深めます。地球上の様々な自然現象に対する理解を深めます。 |
|
|
|
|
木材学
|
|
|
|
何度でも、使い回すことができる水(氷、水、水蒸気)、土(鉱物、石、粘土)などと異なる生物資源である木材。再生可能な建築材料です。木材の原理、性質を理解し、その活用方法を学びます。 |
|
|
|
|
健康と衛生学、人体と住環境
|
|
|
|
私たち自身の健康と生命体としての原理を学び、諸事象に対する健康と衛生のあり方への理解を深めます。そうした、環境全体、人間も含めた環境バランスを実現する関係のコントロールを学びます。 |
|
|
|
|
温熱環境シミュレーション
|
|
|
|
住宅の室内環境をシュミレーションし、どのような環境因子がどのような役割をしているのか、その影響がどの程度なのかを、実践の中で学びます。 |
|
|
|
|
長寿命とメンテナンス、とくに水仕舞(雨と結露)
|
|
|
|
住宅を建築する基本技術の重要な一つに長寿命があります。メンテしやすいこと。住み手が自分でできるものが多いこと。そして、漏水や結露に強いことが肝心です。 |
|
|
|
|
省エネ基準と現行法への対処
|
|
|
|
現実の住宅づくりは、国や自治体の法規制や政策に大きく影響されています。その動きを学び、無駄のない、地球的な課題に応えられる知識を深め、住まい手の期待に応えられる技術を身につけます。 |
|
|
|
|
|
建築術1 木の技
|
|
|
|
良材を生産し、加工し、建築する技術を学びます。サスティナブル時代に最も期待される実践的な技術です。 |
|
|
|
|
建築術2 土の技
|
|
|
|
建築する行為は、地業から始まります。地球の表面との付き合い方ですが、この部分の理解を深めないと、上部に構築したものがその価値を失うことになります。ここでの理解は欠かせません。最近では、不等沈下だけではなく、流動化の課題も解決しなくてはならなくなりました。 |
|
|
|
|
建築術3 草の技、その他材料
|
|
|
|
もっとも柔らかい技術が草の技です。茅葺き屋根、畳、各種の仕上げ材に草が使われてきました。これらは更新の技術も内包しています。また、暮らしの中で栽培する生業もありました。文化、芸術、工芸の世界にも近づきます。 |
|
|
|
|
建築術4 屋根、架構の技
|
|
|
|
建築技術のなかで最もダイナミックな部分が架構です。どうのように加工するのか、そしてそれをどのように組み立てるのか。考えることと作業とがそれぞれに解決していなければ建築することはできません。石の技術、土の技術、そして木の技術があり、それぞれに奥義があります。 |
|
|
|
|
建築術5 採暖採涼の技
|
|
|
|
建築技術の根幹でもあります。建築材料の使い方、設備技術の使い方、またそれらのハイブリッドな組合せ方などを学びます。 |
|
|
|
|
建築術6 自然エネルギー活用の技
|
|
|
|
電気や、原子力のない時代には当たり前だったことの多くの技術がここにあります。また、時代が変わり、技術力による成果による太陽光発電や水素電池を始めとする技術があります。建築の中に活用できる方法を学びます。 |
|
|
|
|
建築術7 窓の技
|
|
|
|
外部環境と内部環境との橋渡し、関係づくりに窓と出入り口があります。様々な機能を持つところです。内からの機能と外からの機能。そして、環境負荷対応。設計の上で大変大きな要素となっています。この基本から応用まで学びます。 |
|
|
|
|
サスティナブルな建設業態の展望
|
|
|
|
人類の歴史から見れば、地力建設でした。自力ではないところに意味がありました。生活共同体としてのインフラ的な衛生管理、共同の維持管理があってはじめて民家のような大きな建築を可能としていました。社会経済が進み、貨幣による交換経済が発展すると、こうした共同社会の相互扶助の関係は徐々に破壊されていったのです。そして、住宅が大変高価なものとなったのです。この状況を改めて理解し、住宅を社会化する必要を理解します。歴史的にも、それは福祉住宅として位置づけられてきました。その中での、建築業という生業を私たち自身が、今日の形から明日の形へと変革していく必要があります。 |
|